ゲーム

【ネタバレなし】HYLICS、奇妙な世界観にハマる。

商品名 HYLICS
ジャンル RPG
ハード Steam
発売日 2015年10月2日
価格 350円
ユーザースコア 8.6
このゲームを一言で表すなら 火星産Mother2

HYLICSとは

HylicsとはSteamで販売されているインディーズゲームである。仲間を集め最終的にはラスボスを倒すというようなJRPGの要素が強く、ゲームシステムは一般的なRPGゲームとほぼ同じ。
しかし、Hylicsの大きな特徴は奇妙な世界観であり、主人公や敵、フィールドなどあらゆるものが現代アート作品みたいな見た目をしている。グラフィックはクレイモデルを取り込んで作られているらしい。NPCのセリフも単語をつなぎ合わせただけの(よく言えば詩的な)よくわからないものが多く、この”謎”な感じが良い。
Hylicsは日本語に対応していないが、2020年に日本語化MODが作成され、日本人でも遊びやすくなった。感謝。

世界観

Hylicsは何と言っても世界観が良い。上記の画像は序盤のキャラクターの装備画面。持ち物は容赦なくピストルを所持しているのに服はトイレットペーパーなところがカオスで面白い。パラメーターも料理の腕前、手触り、言語力が個性的過ぎて初見では実際に何の数値なのかわからん。何なら今でもわからん。

その他にも個性的な見た目の造形物やキャラクター、独特な表現のセリフ、世界観にあった奇妙なBGMなどがこのゲームを面白くしていると思う。

ゲーム性

戦闘

戦闘はシンボルエンカウントであり、敵に触れたら戦闘が始まる。ゲームに現れる敵の数は決まっており、フィールドに出現する敵をすべて倒せば二度と現れることはない。そもそもレベルの概念がないため、経験値が存在せず、レベル上げもない。しかし、敵を倒したときに落とす「肉」はHPを上げるために必要となる。

コマンドは攻撃、ガード、特殊能力、道具でドラクエなどのJRPGと同じである。敵は序盤からブラインドや毒などの状態異常を使ってくるため非常に厄介。FleshはHPのことであり、WillはMPのこと。Willは特殊能力を使用するときに消費する。道具は主に回復アイテムを使うことができる。

特殊能力

特殊能力は序盤こそあまり使わないものの後半に重要な役割を担う。このバランス配分はドラクエとかの普通のJRPGに近いものがある。特殊能力は相手に異常状態を与えるものや攻撃するもの味方を回復するものと様々であり、こちらもJRPGとほぼ同じである。


しかし、レベル制度がないため特殊能力の習得方法は特徴的。それはテレビに触れることである。各地にあるテレビを見つけることが重要になってくる。

アイテム

アイテムで非常に重要なものは。野菜は序盤の序盤に多く入手できるのだが、異常状態回復やHP回復の効果があり、必需品になる。

(余談ですが戦闘の時に一人称視点で技やアイテムを使う演出はすごい良いと思った、というかおしゃれ。)

コンテニュー

コンテニューでセーブしたところからやり直しとかはなく、敵に倒されると主人公が骨になる演出が入り、天国的なところへ飛ばされる。ここでは主に回復、HPの増加、ワープポイントへの移動ができる。

上記の画像の中の左上にあるソファーに座れば回復ができる。右上にあるマシンに敵を倒したときに獲得できる「肉」を使えばHPが増加する。つまり死ななければHPを増加できないという仕様になっている。ちなみにMPもあるアイテムを使えば増加する。革新的だなぁ…。

右下と左下にうっすらと見えるクリスタルのようなものはワープポイントである。現世で触れたワープポイントと天国のワープポイントをつなぐことでワープポイントからのプレイが可能になる。

思うこと

Motherのようなキャラクターが独特の言い回しを使うゲームが好きだし、奇妙な世界観も好きなのですごくよかった。キャラクターが粘土のようなもので作られており、なんか芸術作品をプレイしているような感じもあった。
RPGなのにレベル、ゲームオーバーという概念がなく、レベル上げという作業でストーリーが止まることがなかったため、流れるようにプレイできたのも良いポイント。
Hylicsはあまり知らない人も多いと思うので、広まってほしい!何より安いし。

たるおも
たるおも
独特な世界観が好きな人はオススメ!

 

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