商品名 | ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト |
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ジャンル | RPG |
ハード | スーパーファミコン |
発売日 | 1993年9月10日 |
価格 | 7900円 |
発売元 | スクウェア |
開発元 | スクウェア大阪 |
このゲームを一言で表すなら | FF亜種 |
FF USAとは
アメリカで発売された「Final Fantasy Mystic Quest」を逆輸入したもの。
FF5が出た翌年に発売されており、FFの売り上げが芳しくない原因は高難易度化であると考え、今作の難易度は比較的低めになっている。
タイトルにファイナルファンタジーとついているが、内容はファイナルファンタジーシリーズとしては異質であり、戦闘システムやフィールドの移動方法など従来と異なるポイントが数多くある。そんな異質と呼ばれる今作の特徴を解説していく。
ストーリー
ストーリーは単純で地・水・火・風の4つのクリスタルを復活させ、魔王を倒すというもの。テキスト量が少なく、各キャラクターの生い立ちなど分からないことが多いが、主人公はお調子者系なため軽快にストーリーが進んでいく。
ゲーム性
フィールド
今作はフィールドでの戦闘はない。移動できる場所は限られており、町へ行くかダンジョンへ行くかなどを選択し移動する。
フィールドにはバトルポイントという場所が点在し、各バトルポイントで10回戦闘できる。10回の戦闘を終えると報酬が獲得でき、なかには魔法や貴重なアイテムなどが手に入るポイントもある。
ダンジョン
難解なダンジョンは少ないが、アクションでダンジョンを突破する必要がある。ジャンプで移動したり、足場を動かしてジャンプ台にするなどの謎解きがある。また、主人公の装備している武器によってアクションが異なり、爆弾を持っている場合は特定の壁を壊すことができ、爪を装備しているときは特定の壁を登れるようになる。
戦闘
今作はシンボルエンカウントであり、敵との戦闘はバトルポイントとダンジョンで起こる。戦う前にHPの回復など戦闘の準備を行えるため、難易度が低いと感じる要因となっている。
魔法に関してはMPなどはないが、使える回数が限られている。黒魔法、白魔法などそれぞれで使える回数が限られており、寝るなどすれば回復する。
レベルが上がっても魔法は習得できず、宝箱などから魔導書を入手すれば、魔法を習得できるという方式。
敵は一定のダメージを与えるとドット絵が変化し、その変化を楽しむことがこのゲームの醍醐味と言っても過言ではない(過言)。ちなみに上の画像は今作のゴブリンだが、ボクサースタイルで、めちゃくちゃ好き。
思うこと
【ネガティブ】
全滅してもそのバトルをやり直すことができたり、シンボルエンカウントであったり、仲間がまあまあ強かったりと難易度は低く、ストーリーも淡白。
バトルポイントで経験値を上げるため、戦闘が作業に感じる。
【ポジティブ】
気軽にできるRPGとしては面白く、敵のダメージの受け具合によって見た目が変わっていくのは良かったと思う。
敵は今までのファイナルファンタジーよりポップになっており、魅力的なキャラクターが多く、BGMも良い。